2011年12月25日日曜日

A holiday...

12月に入ったばかりのとある休日、かねてから楽しみにしていた「世界制作の方法」という現代系の展覧会を観に中之島の国立国際美術館へ。引っ越してからというもの、国美が自転車で約5分という位置にあるのが嬉しい。今回は以前に観た様々な展覧会で目にして良いなぁと思ったアーティストが多く参加していると言う事を着いてから知った。特にひとつの空間を広く利用した作品が多く、5感でそれを楽しむ事が出来るのもおもしろい。特徴的だったのは「闇」を用いた作品がいくつかあった事。観念的な物の事では無くて、見たまんまの「真っ暗」。

唐突に存在したかのような小さなドアを開け、だだっ広い暗闇の中を恐る恐る進んで行くと、向こうに見える光の中に貼り出された謎のメッセージ、スポットライトを備えて延々と走り続ける機関車が映し出す影、狭い円筒状の空間に屈んで入ると、中は何も無い夜のような静寂でしばらくすると...

以前、今は無き天保山のサントリーミュージアムで行われた、「incidental affair」という展覧会で展示されていた「MEGADEATH」でも「真っ暗」を体験した事があるが、それは想像していた以上のけっこうな恐怖で、本当に一歩先へ進む事さえためらってしまった。普通に都市で生活をしていればそういった空間はまず無いと思うので、作品を通して体験出来る、非日常のスリルだ。普段からいかに目視できる情報に頼っているかにも気づかされる。

すべて観終えて上階へ上がると、ベルリンのアンリ・サラというアーティストの映像作品が。

観る前に入り口に掲示してあったあいさつの文章に少し作品の解説が書いてあって、読まなきゃよかったなとちょっと後悔。個人的には作者の意図等は観終わってから知りたいと思う。とは言え作品自体は素晴らしく、久々にThe Clashの曲が聴きたくなった。

帰りは場所が近いこともあって、肥後橋の「ブランジェリー・タカギ」へ。最近tamutamucafeのアベチカさんに教えてもらって行くようになったパン屋さんだが、とにかくおいぃしい!特にカレーパンのヤバさがハンパなく、ここのを食べてからは他の所、ましてコンビニのなんかは買わなくなった。是非お試しを!

Photo by Ryusuke Nishio
この日のエンディングはいつもの場所でlongan。マエさんがお友達をたくさん連れてきてくれてて、楽しんでくれていたようで嬉しかった。自分も楽しくDJできたし、久々に会う友だちの姿にも勇気づけられた。最後のターンでは敬愛するHANDA先生からお褒めの言葉をいただき、不覚にもウルっとキてしまった。

今回のlonganは色々とハプニングがあったものの、遊びに来ていただいた皆さんのおかげで、とても楽しいパーティーになりました。心からありがとうございます。



いい影響をもらいっぱなしの1日。いつも思っているのは、人生は壮大な思い出づくりの作業の連続で、この日の事もただアーカイヴにファイルが増えただけの事かもしれない。

それでもこの先、この体験のひとつひとつ、感じた事のすべてを、何度も思い出すだろうと思う。


国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/exhibition/schedule.html

ブランジェリータカギ(食べログ)
http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27002376/

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