2年前の2月にこの場所でDENさんのDJを体験して以来、それが今の自分のDJスタイルの礎となっている。
そんなDENさんが国内外のゲストアクトと共に行っているパーティーが「FUNK TAXI」だ。
この日のゲストはYoshihiro Hanno a.k.a RADIQとMargaret Dygasのご両名。もはや鼻血が出そうな程の豪華さ。
勇んで店内へと乗り込むと、以前とはレイアウトが随分変わっていた事にまず驚かされる。waerhouse702にはステージのような高い位置に専用のDJブースがあるのだが今回はそちらでは無く、フロアにDJブースとライヴセットのスペースが設けられ、全てがお客さんの目線と同じになっている。強力なサウンドシステムは相変わらずで、Hyotaさんがクールなミニマルトラックでじわじわと雰囲気を作っていた。
間もなくお待ちかねのDENさん登場。時間が早い事もあったけど、流れを紡ぐゆったりめのスタート。最近主流となりつつあるオールドスクールなトラックを取り入れつつ、そこから先はただただハマって踊らされるだけ。約1年ぶりに体験した彼のDJだったが、またも大きく進化をしていた。
続いての半野さんのライヴセットは、細けぇ事は良いんだよ!と言わんばかりのとにかくダンスダンス!パーカッショニストの方も参加しており、半野さんもカウベルを鳴らして踊りまくりの楽しいセット。
時間もとっぷり深くなり、いよいよMargaret Dygasの登壇。思っていた以上に小さくて可愛らしい。大阪に彼女が来ていた時はとことん縁が無かったので、晴れて念願の初体験となった。時間的にはピークタイムと言って良いのだが、そこまで露骨にアッパーなトラックは一切使わずに、でも盛り上げてしまうという驚きの選曲スキルを目の当たりに。
今回素晴らしいなと思ったのは、まずは前記もしたフロアのレイアウト。DJブースがフラットな目線にあるので、よりお客さんとDJの距離が近い事がいい雰囲気を生んでいた。更にスタッフの方は、フロアに落ちた吸い殻やドリンクのカップ等、邪魔にならないようこまめに清掃をされていたので、フロアの清潔さは絶えず維持されていた。
そしてお客さん。印象深かったのが終盤のMargaretとDENさんのB2Bでの事。自分も持ってるレコードがかかっていたのだが、それはどっちかといううと地味目なトラックで、盛り上がりまっくている今のようなフロアで反応はどうなんだろうと思ったのだが、皆待ってましたというような盛り上がりっぷり!結局その熱気は午前6時ごろ、パーティーが終了するまで保たれたままだった。
パーティー中、やっぱり何度も今大阪が置かれている現状の事を思ってしまった。

今自分に出来る事は、どういう形であれ、火を絶やさずに守り続ける事ぐらい。自分たちの遊ぶ場所、学ぶ場所を守るために、あらゆる方法を模索しなければならない。
それは東京でも大阪でもどこでも同じ。これからも自分はパーティーに学び、パーティーで考え続けて行く。
warehouse702
http://warehouse702.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿