2011年12月26日月曜日

FUNK TAXI!!!

先日は夏以来となる東京へ。warehouse702で毎月開催されているFUNK TAXIへ遊びに行った。

2年前の2月にこの場所でDENさんのDJを体験して以来、それが今の自分のDJスタイルの礎となっている。

そんなDENさんが国内外のゲストアクトと共に行っているパーティーが「FUNK TAXI」だ。

この日のゲストはYoshihiro Hanno a.k.a RADIQとMargaret Dygasのご両名。もはや鼻血が出そうな程の豪華さ。

勇んで店内へと乗り込むと、以前とはレイアウトが随分変わっていた事にまず驚かされる。waerhouse702にはステージのような高い位置に専用のDJブースがあるのだが今回はそちらでは無く、フロアにDJブースとライヴセットのスペースが設けられ、全てがお客さんの目線と同じになっている。強力なサウンドシステムは相変わらずで、Hyotaさんがクールなミニマルトラックでじわじわと雰囲気を作っていた。

間もなくお待ちかねのDENさん登場。時間が早い事もあったけど、流れを紡ぐゆったりめのスタート。最近主流となりつつあるオールドスクールなトラックを取り入れつつ、そこから先はただただハマって踊らされるだけ。約1年ぶりに体験した彼のDJだったが、またも大きく進化をしていた。

続いての半野さんのライヴセットは、細けぇ事は良いんだよ!と言わんばかりのとにかくダンスダンス!パーカッショニストの方も参加しており、半野さんもカウベルを鳴らして踊りまくりの楽しいセット。

時間もとっぷり深くなり、いよいよMargaret Dygasの登壇。思っていた以上に小さくて可愛らしい。大阪に彼女が来ていた時はとことん縁が無かったので、晴れて念願の初体験となった。時間的にはピークタイムと言って良いのだが、そこまで露骨にアッパーなトラックは一切使わずに、でも盛り上げてしまうという驚きの選曲スキルを目の当たりに。

今回素晴らしいなと思ったのは、まずは前記もしたフロアのレイアウト。DJブースがフラットな目線にあるので、よりお客さんとDJの距離が近い事がいい雰囲気を生んでいた。更にスタッフの方は、フロアに落ちた吸い殻やドリンクのカップ等、邪魔にならないようこまめに清掃をされていたので、フロアの清潔さは絶えず維持されていた。

そしてお客さん。印象深かったのが終盤のMargaretとDENさんのB2Bでの事。自分も持ってるレコードがかかっていたのだが、それはどっちかといううと地味目なトラックで、盛り上がりまっくている今のようなフロアで反応はどうなんだろうと思ったのだが、皆待ってましたというような盛り上がりっぷり!結局その熱気は午前6時ごろ、パーティーが終了するまで保たれたままだった。


パーティー中、やっぱり何度も今大阪が置かれている現状の事を思ってしまった。

なんでこれが大阪ではダメなんだろうと。好きな音楽を聴いて踊る事自体が犯罪なんてどう考えてもおかしいし、そもそも風俗営業などしていないのにそんな法律で取り締まられる事自体が間違っている。去年普通に朝まで遊んでいた筈なのに、今ではその時の話を聞くと随分昔の事のように思えてしまう。

今自分に出来る事は、どういう形であれ、火を絶やさずに守り続ける事ぐらい。自分たちの遊ぶ場所、学ぶ場所を守るために、あらゆる方法を模索しなければならない。

それは東京でも大阪でもどこでも同じ。これからも自分はパーティーに学び、パーティーで考え続けて行く。


warehouse702
http://warehouse702.com/

2011年12月25日日曜日

A holiday...

12月に入ったばかりのとある休日、かねてから楽しみにしていた「世界制作の方法」という現代系の展覧会を観に中之島の国立国際美術館へ。引っ越してからというもの、国美が自転車で約5分という位置にあるのが嬉しい。今回は以前に観た様々な展覧会で目にして良いなぁと思ったアーティストが多く参加していると言う事を着いてから知った。特にひとつの空間を広く利用した作品が多く、5感でそれを楽しむ事が出来るのもおもしろい。特徴的だったのは「闇」を用いた作品がいくつかあった事。観念的な物の事では無くて、見たまんまの「真っ暗」。

唐突に存在したかのような小さなドアを開け、だだっ広い暗闇の中を恐る恐る進んで行くと、向こうに見える光の中に貼り出された謎のメッセージ、スポットライトを備えて延々と走り続ける機関車が映し出す影、狭い円筒状の空間に屈んで入ると、中は何も無い夜のような静寂でしばらくすると...

以前、今は無き天保山のサントリーミュージアムで行われた、「incidental affair」という展覧会で展示されていた「MEGADEATH」でも「真っ暗」を体験した事があるが、それは想像していた以上のけっこうな恐怖で、本当に一歩先へ進む事さえためらってしまった。普通に都市で生活をしていればそういった空間はまず無いと思うので、作品を通して体験出来る、非日常のスリルだ。普段からいかに目視できる情報に頼っているかにも気づかされる。

すべて観終えて上階へ上がると、ベルリンのアンリ・サラというアーティストの映像作品が。

観る前に入り口に掲示してあったあいさつの文章に少し作品の解説が書いてあって、読まなきゃよかったなとちょっと後悔。個人的には作者の意図等は観終わってから知りたいと思う。とは言え作品自体は素晴らしく、久々にThe Clashの曲が聴きたくなった。

帰りは場所が近いこともあって、肥後橋の「ブランジェリー・タカギ」へ。最近tamutamucafeのアベチカさんに教えてもらって行くようになったパン屋さんだが、とにかくおいぃしい!特にカレーパンのヤバさがハンパなく、ここのを食べてからは他の所、ましてコンビニのなんかは買わなくなった。是非お試しを!

Photo by Ryusuke Nishio
この日のエンディングはいつもの場所でlongan。マエさんがお友達をたくさん連れてきてくれてて、楽しんでくれていたようで嬉しかった。自分も楽しくDJできたし、久々に会う友だちの姿にも勇気づけられた。最後のターンでは敬愛するHANDA先生からお褒めの言葉をいただき、不覚にもウルっとキてしまった。

今回のlonganは色々とハプニングがあったものの、遊びに来ていただいた皆さんのおかげで、とても楽しいパーティーになりました。心からありがとうございます。



いい影響をもらいっぱなしの1日。いつも思っているのは、人生は壮大な思い出づくりの作業の連続で、この日の事もただアーカイヴにファイルが増えただけの事かもしれない。

それでもこの先、この体験のひとつひとつ、感じた事のすべてを、何度も思い出すだろうと思う。


国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/exhibition/schedule.html

ブランジェリータカギ(食べログ)
http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27002376/

2011年12月1日木曜日

Last month report...

長らく放置してましたがちゃんと続けます!気がついたらもう12月になってました。

先月は月頭からたくさんパーティーがありました。

まずは10月からkeisuke mae、mayuの二人とcompufunkにてスタートした「longan」の2回目。

元々は最近のunder ground qualityやcloneのオールドスクールな空気を持った新譜のリリースに刺激を受け、ハウスとテクノのバランスがうまく取れたパーティーをしたいと思っていました。

なかなかイメージと噛み合ない部分が出て来たり、そもそもパーティーをオーガナイズすると言う事の難しさにブチ当たったりしていますが、やはりこの3人で音を出すのが楽しく、DJをする事が楽しいと毎回思わせてくれます。

外的要因などもあり、意に反して思うようにいかない事もありますが、形を変えつつこのパーティーは出来る限り継続させていきたいと思っています。西尾龍介くんの写真も毎回奇跡の瞬間を捕らえてくれるので、今後の飛躍が楽しみです。12月のlonganは2日の金曜日です。今回はcharge FREE!
お隣の「BAR SPACE」も使わせていただきますので、是非飲みにきてください!

12.2(Fri) longan

@compufunk 23:00~ charge ¥FREE!!

DJ's :keisuke mae/ mayu/ wri

PHOTO : Ryusuke Nishio






続いて11/4(金)は今年2月入以来久々となるpeerへの参加でした。

crewのみんなともすっかり顔なじみとなり、その中に交わらせてもらうのも楽しみでしたが、なんといっても今回の会場は念願のBar cauliflower

パーティー前に準備サボって換気扇くんとMAZ-CHANGとカレーとか食いに行ったりしてまったりしてしまいましたが、戻って来ると徐々にパーティーの雰囲気ができあがってきていて、DJ換気扇→7FOのライヴの流れを受ける頃にはすっかり緊張。

持ち時間1時間という比較的短い中、出だしをとちりつつも段々と緊張がほぐれて来て自分のペースに。気がつくとフロアにはけっこうお客さんが居てくれたりして、最近では稀に見る程の手応えのあるDJができました。

DJが終わってしまえば後は遊び放題。故に出番は早い方が好き。顔にペイントして遊んでもらったりして大はしゃぎ。

なんといっても素晴らしかったのがこの日のゲストDJのMITSUKIさんとテラさんことDJ Boot temple

MITSUKIさんのDJは以前聴いた時も良かったけどこの日は極上。美しいテックハウスを中心にしつつ、生音も突然飛び込んでくるスリリングな展開は、他ではあまり見かけない独特なスタイル。

続くテラさんのDJはまさにThe HOUSE MUSIC!

細かい事など考えられない程に踊らされました。そして、やはりハウスは男のための音楽である事も再確認。

普段は地下一階で2フロア制のpeerとしては、初のワンフロア制での試み。

やはりpeerはレギュラー陣による息の合ったグルーヴが素晴らしい。DJ、VJ、ライヴ、ライヴペイント、DECO、FOODと、どれもこのパーティーには欠かせない要素であり、それらを2フロアで切り替えられるのも良いけど、1フロアでいっぺんに楽しめるのも贅沢で良いなと思う。今後はこのスタイルが中心になるみたいなので、それもまた楽しみ。

ちなみに12月のpeerはおなじみ地下一階にていつもの2フロア。師走スペシャルという事で超豪華です!


12.3(Sat) peer @ 地下一階

¥1500+1D
(B1F)

GUEST DJ:

DJ Ageishi(AHB pro.)

mongoose(newtone records)

DAISHIZEN(OBP)→mix CD release opening DJ

peer DJ's:

oqamoqo,due


(4F)

GUEST DJ:

BIOMAN(BIO/neco眠る)

tossy(chill mountain/Feedback/クジラウオ)


LIVE:

wa-no×あるひりあ×tossy

7FO

DJ's:

換気扇/Akiyama/Harada

Live Paint:

MATZ-CHANG/川瀬伊吹/西村忠起

DECO:

ZUSHI(図師)

Coffee:

YOTSUBA COFFEE

Sweets:

momo(chillmountain/クジラウオ)



なにかにつけてお寒い話題ばかりの最近の大阪、そんなもんは蹴飛ばして盛り上がっていきましょう!